Time after Time : 前説

 こちらは当サイトではもはや恒例となっている「先に言い訳しておく」ページです。
 この長文「Time after Time」には重大な問題があり、長い間棚上げされていました。
 全体的なつくりは「ハッシャバイ」とほぼ同じで、過去と現在が交互に進行していきます。で、こういう構成の話っていうのは本来、過去に起きたものと同程度の、ストーリーの中心となる出来事が現在の時間軸でも起こるべきなんですが…とうとう、それが固まりませんでした。
 つまり、メインイベントが無いんです。
「え? 何も起きてないのに終わるの?」ってかんじのまま終わってしまいます。
 始まる前からホントに情けないこと言っててすみません。

 そもそもこの話は、Imaginary Engineを開設したばかりの頃、サイトを見渡して、「おかしい…サイスコサイトなのにサイスコが全然いちゃいちゃしてない! 何故だ!」という焦燥に駆られ、とにかくいちゃいちゃしているところから書き始めたものです。
 その後「Lovefool」を並行して書き進めるようになり、両方とも同じような記憶喪失ものということで、どっちを先に上げるか迷ったのですが、一応内容らしい内容があるほうから…ということで、あちらを先に上げました。
 こっちは寝かせている間にどうにか…という期待もあったんですが、結局どうにもならなかった(笑)。
 素敵な時計のグラフィックはNEO HIMEISM様からお借りしました。朝7時・昼12時・夜0時など、時間ごとの色違いがあり、その文字盤の時刻に合わせて物語を展開させたらすごくカッコいいのですけど…わたしには無理。
 時計の針の示す時刻は気にせず、雰囲気でご覧下さいますようお願いいたします。
 いつも通りの一人称です。
 まずはスコールから、後半はサイファーに変わって、だいたい全10回ぐらいを予定してます(後日訂正:ウソでした…すみません)。
 スコールがすぐにベッドでゴロゴロするのは仕様です。
 それでは、以上踏まえたうえでお付き合いくださる方…居らっしゃいましたら、下のNEXTからお進みくださいませ。
 どうぞよろしくお願いいたします!



 と、2014.6.14に前置きして書き始めたTime after Timeなんですが、書いている途中でうまく書けないことが嫌になってしまって、なんと6年もサイトから逃亡していました…。書き直しのために、いったん10話以降を下げさせていただきました。いくら書いても面白くなくて投げ出した作文ですので、もうあきらめてしまってもいいのでは…とも思いましたが、もうちょっと足掻いてみます。こんなサイトでごめんなさい。

2021.6.6 彦坂